前回 予約がとりにくい理由
をつらつら書きました。
ざっくりとは そういう感じなのね
とわかっていただいたと思います。
日本の保険診療制度は 世界にも誇れるくらい
すごく優秀な制度です。
相当レベルの高い医療をかなり割安で受けられるのは
この制度をつくり、また維持している 国民全員の、
また厚労省等の役人、それにかかわる方たちの努力の賜物なのかと思います。
ただし、歯科 に関しては
保険診療制度はいい部分もあれば 悪い部分もあるのかな と思います。
悪い部分というのは、治療によっては治療費が安すぎて
赤字になってしまうということです。
ただ、医療費に税金をそんなにかけられない
というのもわかりますけどね。
何が言いたいのかというと、歯科治療費が安くて
歯科医療従事者に充分にお金がまわらないと、
そこにかかわる人がいなくなったり、質が悪くなっていく。
関わる人がいなくなる(人材難)と予約を入れたくても入れられない状況になります。
結果 予約が取りにくくなる一因にもなる
ということです。
また、歯科医師国家試験の合格率が低くなり、
歯科医師になれない人たちがかなり増えています。
私立大学なら3000万円近くの学費を出して歯科医師になれないなら、と歯科医師になろうとする人が少なくなっています。
もう30年前と比べると、かなり歯科医師の人数が減っていっており、
地域によっては後継者がいないので、閉院
または歯科医師はいるが、医院が少ないので
そこに患者が集中し予約が取りづらくなる
という現象が起きているようです。